「森本毅郎・スタンバイ!」の聴取者意見のバイアス。

 2022年3月3日

首都圏で一番聴かれている朝の情報番組。政治も、経済も、スポーツも、生活情報も。新聞を読まなくても今日のニュースがわかる、自分の視点が持てる!

森本毅郎 スタンバイ!

平日朝はTBSラジオ(954Hz)の森本毅郎・スタンバイ!を聞きながら,色々と準備をしています。

さて,この番組は,最後に聴取者からの意見を取り上げ紹介するのですが,次の傾向が見られます。

○ 反政権(反自民)の意見が多いこと。

○ 取り上げられる意見の発信者の年齢層が高いこと(50代〜70代)

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本日は「ウクライナ危機」を扱っていたのですが,最後の聴取者の意見コーナーでも日本の政権批判が相次いでいました。

例えば,次のようなものです。

・ロシアに対する行動(制裁)の決定が遅い。

・ロシアと取引をしている民間企業は,今すぐ取引を辞めるべき。

結構,過激な内容でした。

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先の「2点の傾向」が番組の方針なのかどうかは分かりませんが,例に挙げた意見のように,今回のウクライナ危機を日本政府批判に結びつけるのは無理があるように思います。

*もし,日本政府がロシアを支援していて,それを批判するなら分かりますが。

経済制裁に対する「動きが遅い」とありましたが,経済制裁諸々,それによってどのような影響が生じるのか慎重に判断してから実行しなければならないのですから,そんな迅速に決定できることではないでしょう。

*例えば,サハリンからの液化天然ガスの輸入をやめたのですから,今後,火力発電による電気代は高騰するかもしれません(4月 電気・ガス料金値上げ ウクライナ情勢で燃料高値)。

また,ロシアと取引している会社への批判意見も取り上げていましたが,それらの会社はロシア国家と取引しているのではなく,ロシアの民間企業と取引しているのではないでしょうか。

*ロシアと交易する会社や,それらに従事する人のこと(生活)を考えると,即日断交などということは難しいと思います。

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そんな自分とは合わない意見を取り上げる番組を,なぜわざわざ聴いているのか,ということですが,自分のバイアスを見直す役割になっているのかな,なんて思います。

もしかしたら,自分の考え方がぶれているのかもしれない,そんなひねくれた理由です。

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ウクライナ危機も,数日中にキエフが陥落するという,アメリカ国防省による報道がありました。

【独自】「首都5日以内陥落の可能性高い」 アメリカ国防総省が分析

ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻から、7日目となった。
アメリカの国防総省が、「5日以内にウクライナの首都・キエフが陥落する可能性が高い」と分析していることが、FNNの取材でわかった。

【独自】「首都5日以内陥落の可能性高い」 アメリカ国防総省が分析

当初2日でキエフが陥落すると言っていたと思いますので,どうなるかは分かりません(ただ,こちらは米国国防省の分析ではないようです)。

ロシア ウクライナ大規模侵攻なら首都2日で陥落か 米機関分析

ウクライナ情勢をめぐって、アメリカの複数のメディアは、ロシア軍が、ウクライナに大規模に侵攻した場合、首都キエフは2日以内に陥落し、最大で5万人の市民が死傷すると、アメリカの情報機関などが分析していると伝えました。

ロシア ウクライナ大規模侵攻なら首都2日で陥落か 米機関分析

今日のニュースでは,「ヘルソン」という南部都市をロシアが制圧したとありましたが,「信長の野望」みたいなゲームではないので,継続して制圧し続けるには,じゅうぶんな数の軍隊を駐留させねばならんでしょう。

ロシア軍は2日、併合したクリミア(Crimea)半島に近いウクライナ南部の都市ヘルソン(Kherson)を制圧した。ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ(Igor Konashenkov)報道官がテレビで発表した。

ウクライナ南部都市を制圧 ロシア国防省

ウクライナは徹底抗戦を主張しているので,もしキエフが陥落して,ロシア寄りの傀儡政権ができたときには,ウクライナ全土がパルチザン化するかもしれません。

各国からの経済制裁もあり,どうやっても(私の素人目線では),侵攻するロシアにプラスがあるようには見えないのですが,今後どうなるのでしょうか。

軍隊の補給線が保てずに,結局,不完全な攻撃で終了し撤兵,その後経済制裁によってダメージを受けたことが原因で,政権が転覆することもあるかもしれません。時給300円で「資産12兆円あるプーチンのために,ロシア兵は命をかけて戦え」といわれても難しいよなあ,なんて思います。

プーチン大統領の資産「少なくとも12兆円」報道…ロシア正規兵の時給300円との落差がデカすぎる

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早く事態が解決することを願っています。