本日のカゴヤ(VPS)からのメールにて。
カゴヤでも,CentOS 8 系のインスタンスがなくなるようです。
なぜ「CentOS 8.x」が急になくなり,「CentOS Stream」に置き換わったのか,イマイチ分かっていません。
2020年12月9日、CentOS Projectは、2029年5月31日までサポート予定だった「CentOS Linux(CentOS) 8」のサポートを2021年12月31日で終了すると発表しました。
CentOS終了へ――移行先として注目の「Alma Linux」「Rocky Linux」を試してみよう
2029年までサポートを予定していたものが,2021年末で打ち切り。
今,多くの書店が「CentOS」系の本を出していますね。
そして,「CentOS 8」を取り上げた本は,(執筆者も,読み手も)こんなに速く使い物にならなくなるとは思わなかったでしょう。
書店に行って「CentOS 8」の本を見る度に「あー」と思ってしまいます。
一方,CentOS 7のサポートは,予定通り行われるようです。
企業で幅広く利用されているCentOS 7については、予定通り2024年6月末までサポートを継続すると発表されています。
CentOS 7のサポート期限について。移行は計画的に。
現在,私は,CentOS 7系でサーバーを2つ動かしています(いたはず)。
サポート終了はまだ先なので,しばらくは大丈夫そうです。
先日には,CentOS Stream 9 が公開されたようです。
そして米国時間12月3日、新生CentOSプロジェクトから「CentOS Stream 9」という画期的な最新ディストリビューションがリリースされた。
「CentOS Stream 9」、ダウンロード提供が開始
公式ホームページを見ると下のように書いています。
Red Hat のオープンソース開発モデルの一環として、Red Hat は、新しい Red Hat Enterprise Linux バージョンをリリースする前に、CentOS Stream で Red Hat Enterprise Linux のソースコードを開発します。したがって、CentOS Stream は将来の Red Hat Enterprise Linux リリースのプレビュー版となります。
CentOS Stream とは
これだけママ読むと,CentOS Streamは,Red Hat Enterprise Linuxの「テスト環境」であり,CentOS Streamを使うことは人柱的行為にも感じられます(Windows Insider Program と同じような感じですね)。
ただ,実際には違うようです。
FAQ Q5: CentOS Stream は RHEL の β版を意味しますか?
FAQページの Q5 で解説されているように、CentOS Stream は RHEL のβ版ではないとされています。以下にQ&Aを引用します。
CentOS 8 EoL 変更と CentOS 8 Stream との違い、影響について
よう分からんですね。
CentOS 8 は2019年9月にはリリースされていたようなので,新しくサーバーを立てた人などは,CentOS 7 のサポート終了を考慮して,CentOS 8 を選択した人もいたはず。
そういった人は,今回のサポート終了に合わせて,「別サーバーを立てる」という超無駄な手続きをふむわけです。
喜んで CentOS Stream に流れる人は少ないでしょう。
Ubuntu や CentOS をフォークした別OSに流れるのでしょうか。
私が次にサーバーを立てるときにも,使い慣れた CentOS系のRocky Linuxなどを選ぶのか,それともUbuntuにいくのか分かりません。
https://www.kagoya.jp/cloud/vps/template/
この中から,来年夏前に,CentOS 8 がなくなるという話ですね。
ただ,CentOS Stream 8 は残るのでしょう。
上に見られる中で,「Alma Linux」というのも,CentOS系のディストリビューションみたいです。
ネットでちらっと調べてみたところ,「AlmaLinux」と「RockyLinux」で,「どちらが良いか」といった話も多いです。
AlmaLinux と Rocky Linux の比較メモ(2021年9月版)
格安で有名なVultrも,「Alma Linux」と「Rocky Linux」の両方を用意していますね。
Deploy CentOS servers in seconds!
CentOS も CentOS 9 Stream をサポートしているようです(提供がはやい)。
まだ,CentOS 7 は更新されるようなので,いまから色々考えても仕方ないですね。
勢力図も変わっているかもしれないので,速く動く必要もなさそうです。
現在,CentOS 8 を選んでいる人は,「逆にCentOS 7 を選択する」という手もありですね。
CentOS 6 から CentOS 7 に移行した際に,かなりコマンドが変わって苦労した思い出があるので,システム面で環境が変わることは望んでいないのですが。
Ubuntuは全く触っていないので分かりません。
私のもっている古いマニュアルに,Ubuntuの作法も書かれていますが,こちらも変わっているのでしょうか。
使い慣れたものが急に変わるのは,ユーザーにとってはあまり嬉しくないですね。
使いやすい方向に変わってくれれば良いのですが・・・。
*Windows95SE→Windows98ですら,若干苦労した思い出があります。
標準のシステム起動音である「The Microsoft Sound」はブライアン・イーノの作曲。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_95#その他_2
そうだったのか!印象に残る起動音ではあったが。
まるで,平沢進がAmigaの起動音作っている,みたいな。
(順序は逆ですが)
Amiga OS 4.0の開発は2001年より開始し、(略)2006年にようやくAmigaOne用のOSがリリースされた(略)。なお、Amiga OS 4.0の起動音を手がけているのは平沢進である。
(略)
平沢進 – Amigaを用いて、過去にCG作品・音楽などを製作していた。また、Amiga OS 4.0の起動音「Eastern-boot」を提供。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Amiga
すごいな。
2006年といったら,もうWindows XPも熟している頃だろうに。
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