「WordPress」のアーカイブ機能を使ってログページを作っている。

しかし,「Google Search Console」からの定期連絡で,404エラーを吐いているとのお知らせ。
どうやら,記事数が「0」の場合に,自動的に「404エラー」(Not Found)を吐くようになっているらしい。余計なことを。

避けるためにはどうするか。

記事数が「0」にならないように,常に先行して記事を投稿しておかなければならない。公開日時を指定して。

残念ながら,自分にはそんなに記事を書けるほどの,ネタストックがない。残念ながら。

しかし,今日はある。近くのレンタルDVD店の新作コーナーにて次の2点を借りた。

「キューブリックに愛された男」(2015)
「キューブリックに魅せられた男」(2017)

パッケージが似ているため,最初,レジに持って行った際に,

「お客様,同じ商品が入っています」

と注意していただいた。ありがとう。

日本公開年は両方とも昨年らしい。
なるほど,それで今頃レンタル開始の新作扱いなのか。


さて,キューブリックといえば・・・,

「突撃」(1957)「スパルタカス」(1960)あたりは,初期作品だが,本当に名作。
カーク・ダグラスと組んで,最高の出来映え。
「突撃」に描かれている理不尽さは,今見ても通じるところがある。
また,「スパルタカス」は長編映画で見るのに体力がいるが,映画史の契機になっていることを,漫画『赤狩り』「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(2015)で知ると,面白さが増すので吉。
ちなみに,『赤狩り』と「トランボ」は,人権についてどちらも大変勉強になるので,時間に余裕があればぜひ見るべき(漫画『赤狩り』は,タイトルがどぎついが,別に左派をプッシュしたり,非難したりしているわけではない)。

その後,「ロリータ」(1962)
こちら,難解な創り(疲れる展開)になっており,残念ながら良く分からない。
ナボコフの原作も先に読んでいたが,これも難解。
いま,Wikipediaをみながら,そんなストーリーだったかしら,なんて思い返している。
そういえば,物語中盤にて,ロリータの母親は,「主人公が惚れているのは自分だ」と思っていたが,実は「娘目当て」で,「逆上して家を飛び出したところで交通事故に遭う」という,嘘みたいな展開だったことを思い出した。
「交通事故」による急展開は,いろんな小説で都合良く使われている。
山崎豊子でさえ,唐突に用いるものだから,それが出てきたときには,「え?」と声を出してしまった。

ロリータから一転,「博士の異常な愛情」(1964),こちらは大変素晴らしい。
ストーリーも非情に簡潔。
とくに,冒頭のB-52に給油するシーン,そしてそのBGMがとても素晴らしい。
その冒頭のBGMが入ったサントラを探したことがあるのだが,結局見つからなかった。

「2001年宇宙の旅」(1968)は,えらい高く評価されているが,「現代っ子」な私にとっては,機械(ハル9000)が歌う「デイジー・ベル」が元祖ボーカロイドだったり,CGっぽい演出が実は手書き(Wikipediaしらべ)だったりすることには,あまり魅力は感じないかった。
この映画で使われているレベルの合成音声やCGは,個人でも実現可能なぐらい,もはや当たり前の技術になっている。
そして,シナリオが(私にとっては)難解すぎる。
結局,「装甲騎兵ボトムズ」の最終話がかなり影響を受けているな!ぐらいの印象。

「シャイニング」(1980)は,ホラー映画枠で有名らしいが,個人的にはあまりホラーさは感じない。
主人公の子どもが,三輪車にのって,広い廊下を走るシーンを撮影するのは,さぞ大変だったのだろう!という印象。
あとは,「レッドラム」という言葉が「金田一少年の事件簿」にも出ていたなーぐらい。

さて,キューブリックといえば・・・,なんといっても,「フルメタル・ジャケット」(1987)に出てくるハートマン軍曹が最高である。最高だが,見ていてつらい。
後半はベトナム戦争映画に共通する鬱展開だが(前半もじゅうぶんに鬱展開である),ラストシーンのミッキーマウス・マーチは素晴らしい。

「バリー・リンドン」(1975)「アイズ・ワイド・シャット」(1999)はしっかり見ていない。見なければ。


そして,キューブリックといえば・・・,なんと言っても「時計じかけのオレンジ」(1971)である。日本版予告編から,その異端さが窺える。

まず,冒頭の映像。
怖い。「シャイニング」より遙かに怖い。

そして,ウォルター・カルロス(ウェンディ・カルロス)のシンセサイザーが,その不気味さを増幅させる。
ウォルター・カルロスのシンセサイザーは大変勉強になる(美しい)ので,サウンド・トラックはぜひ入手すべき。

主人公が「ベートーヴェン」といわず,「ルドヴィヒ」と呼ぶのも,たいへん素敵。

しかし,大変残念なことに,一番素敵なシーンがDVD/BD版には含まれていない。

この映画は,かなりバイオレンスなシーンがいくつもあるのだが,その際に,主人公や女性の局部も描かれている。

日本の劇場公開版では,当時の法律により,そのシーンになると,急に「丸」が出てきて,局部が覆い隠されていたらしい。

私が最初,LD(レーザー・ディスク!)で見たバージョンは,その劇場公開版であったため,この「丸」を含んだ表現が用いられていた。それが非情にシュールであり,作品の極度なバイオレンスにユニークさが含まれ,この作品の魅力の1つになっていたように感じる。
(黒い丸だった気がするが,ネットの海を見ていると,どうやら白い丸らしい。黒だった気がするのだが・・・)

しかし,現在,完全版と称して出回っているDVD,BDには,残念ながらこのモザイクがない。そのため,バイオレンスさが増し,あの絶妙なバランス感が崩れているように思う。

残念ながら,そのLDは引越の際に手放してしまった。惜しいことをした。
あのシーンをもう一度みる方法はないものか。
どうにか日本の劇場公開版のBDを出してもらえないものか。

この作品を引用した作品も数知れず。

最近(?!)だと,「ビブリア古書堂の事件手帖」のネタの1つになっていた。
私も原作は読んだが,正直あれは良くない。なぜなら原作には音楽がないから。
「雨に唄えば」は原作小説には出てこないのだから。

あと,安易なオマージュ(失礼)も良くない。奈須きのこの「空の境界」のアニメ版。あれに,敵役が「雨に唄えば」や第9を歌いながら,主人公を襲うシーンが出てくるが,どうみても「時計じかけのオレンジ」のオマージュ(悪く言えばパクリ)である。知ってしまったら最後,作品がチープになってしまう。せっかく梶浦由記がいたのだから,それを使えばよかったのに。

加えて,「雨に唄えば」の効果を増すためにも,この「時計じかけのオレンジ」に先駆けて,「Sing in the rain(雨に唄えば)」(1952)の視聴は必須。「雨に唄えば」のシーンだけの視聴ではだめ(ラストシーンにもう1度出てくるが,それを楽しむためには,抜粋したものではなく,全部みる必要あり)。


さて,冒頭に紹介した
「キューブリックに愛された男」
「キューブリックに魅せられた男」
がどんな内容なのかが気になる。

私はドキュメンタリーが一番好きなのです。

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