この事件の経緯の詳細を知らない状態で書いていますが,ぱっと読んだ感じは「なんで無罪?」。
他人のPCを勝手に使ってマイニングしていた,という話でしょう。
それはダメだろう。
これが許されるなら,あらゆるWebページにて,
バックグラウンドに,閲覧者が意図しない処理を埋め込むことが,許される
のではないかしら。
この記事読む限り,どこからが良くて,どこからがダメかは,難しく線引きしているんでしょうけど。
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勝手に仮想通貨をマイニングする話として,
アンチウイルスソフトの1つ「ノートン」が,
マイニングするツールを埋め込んでいて話題になりました。
上の記事はまだポジティブな書き方。
こっちの方が,問題として取り上げている。
アンチウイルスソフトの大手ですら,こんなやましいことをやっている。
(アンチウイルスソフトなんだから,
コンピュータ・ウイルスだけ検知していれば良いのに,
要らない機能を引っ張ってくる。
これでは自分がスパイウェアか,ウイルスみたいなもんだ。)
= = =
昔「Winny」の開発者の人が逮捕された話とからめて取り上げている人もいるが,あれも立派な犯罪だろう。
「WinMX」の代わりの「WinNY」で,開発者自身も,それをつかって不正にファイルを取得していたのだから。
そりゃ,あんなソフト作った人はすごいです。
自分がまだ中学生のとき,2chの掲示板で,開発の投稿が話題になり,見た覚えがあります。
(47氏とかじゃなかったかしら)
開発の過程なんかの投稿をみて,全然,よくわかんない,すごい技術を使っているということだけは分かりました。
そんな「Winny」の開発者が逮捕されたことを「陰謀論だ」という人もいて,
さらに「科学技術進歩のためになら,多少の犯罪は許される」という意味にとれる意見も見たりするけど,
秀でた技術を持っていても,悪用したら捕まるでしょ。
いくら足が速いからって,万引きしちゃいかんでしょ(例えは合っているか?違うな)。
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「今どき」のWebページでJavaScriptが使われていないページはほぼない。
(Google Analytics を使っている時点で JavaScript を埋め込んでいる)
そして,JavaScriptで,Webサイト側から,かなりのことができるようになっている。
閲覧者はそんな裏側のことまで理解しながらWebサイトを訪問しないだろう。
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というわけで,なんかなー,しっくりこない話だなーという,裁判のお話でした。
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