レンタルCD屋で「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(押井守 1995)を見つけたのでレンタルした。
私はすでに「攻殻機動隊 2.0 ORIGINAL SOUNDTRACK」(押井守 2008)を持っている。
そのCDは,上の写真のCD(1995年版)をリミックス(リマスター?)したものらしいが,ぱっと聴いた感じ,私の耳では違いが良く分からなかった。
「攻殻機動隊」の音楽は,神山健治版(SACなど)だと,菅野よう子作曲である。
ARISEはまだ見てないので分からない。
もし,
「(押井守版と神山健治版)どちらが良い?!」
と聞かれたなら,
「どちらも良い。見るべし,聴くべし。」
となる。
同じ「攻殻機動隊」だが,基本設定が同じ「別の作品」と思った方が良い。
そして,いずれも基本設定にあたる,士郎正宗の原作漫画を読んでおいた方が,より楽しめる。
士郎正宗の書き込み具合はすごい。
紙媒体でもっていたが,Kindle版も買った。
細かいところに注釈が多いため,断然,Kindle版の方が読みやすいと思う。
さて,川井憲次は,ドラマからアニメまで,ありとあらゆるBGMを書いている。
(もちろん,菅野よう子も書いている。)
とくに,「攻殻機動隊」と同じ,押井守(の映像)との組み合わせが最適だろう。
その中で最も良い作品は,「機動警察パトレイバー2 the Movie」の「Wayvern」だと思う。
映像(脚本)と音楽が,あそこまでマッチしたものは,なかなかない。
パトレイバー2は,声優が異なる2つのバージョンがあるが,1つ目の方が臨場感があって好み。
上の「YouTube」映像はそちらのバージョンになる。(音質が悪いので注意)
もちろん,今年の大河で徳川斉昭をやっている竹中直人もかっこいい。
ちなみに,菅野よう子の場合,こちらも大変多くの作品を手がけているので絞りがたいものの,神山健治版「攻殻機動隊」の,(たしか)第22話にて,笑い男と草薙素子がリンクするシーンと,その音楽(「flashback memory plug」)が,それまでの経緯を含めて最高だ。
「YouTube」に該当シーンが見つからなかったので,1話から見るべし。
それまでの経緯をすっとばして該当シーンだけみても,何の感慨もない。
最後に,「攻殻機動隊」は,原作の士郎正宗,映画の押井守版,TVの神山健治版が比べられることが多いと思う。
(ARISEは見ていない,評価はどうなんだろう。)
私の意見は,上にも書いたとおり,「全部見といた方が,それぞれの違いを楽しめるのでおすすめ」です。
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