2021年11月へ

広島のレンタルショップからCDが軒並みパージされている

公開日:

最終更新日:

要約

広島のレンタルショップではCDが次々と撤去され、ネット配信全盛の時代においてレンタルCD/DVDの存在意義が問われています。著者はジャケットを手に取り偶然の出会いを楽しむ重要性を語り、実話に基づく重厚な映画『日本の悲劇』『日本の黒い夏』を紹介。メインストリームとは異なる視点から社会問題を見つめる作品で、視聴後の感慨深さを綴っています。

  • 広島
  • レンタルショップ
  • CD
  • DVD
  • ネット配信
  • 映画レビュー
  • 実話映画
  • 社会問題
  • レンタル文化
  • ドキュメンタリー

ネット配信が全盛期な今,レンタルショップで CD や DVD を借りる人は少ないのでしょう。

近くのTSUTAYAは,CDコーナーをほぼほぼ消滅させ,広島駅前のフタバ図書は消滅しました。

残念で仕方ありません。

レンタルショップのCDやDVDって,書店の本と同じですが,元々目的じゃなかったものと出会う機会だったと思うんです。

そりゃ,Amazon Music や Apple Music で,いくつもの音楽がストリーミングで聴けますし,Netflix でいくらでも映画が見られます。

しかし,それらのほとんどが「いま,おすすめ」の映画で,マイナーな CD や DVDは前面にはなく,いま売り出し中のものしか大きく扱っていない,のではないでしょうか。

レンタルCDだけで言えば,ゲオの宅配レンタルやTSUTAYAディスカスがあるので,そこから入手すれば安くて良いのですが,それでもジャケットを見て借りるのって大事だと思うんです。

というわけで,先日借りたおすすめ映画2本

日本の悲劇(2013)

https://youtu.be/-RwTp6FOVFg

見ながら,ムチャクチャ悲しくなる映画。

遺族年金の不正受給がテーマですが,「行政をだましちゃって自分だけ得しちゃろう」という,悪意のみをもった不正受給じゃないという点が大事。

仲代達矢大好きなので,映画のキャスト見て借りましたが,仲代達矢も歳をとったらこんな表情になるんだなぁという感想。

「沖縄決戦」や「殺人狂時代」,色々な全盛期の映画を見たので,ギャップがすごい。

そして,北村一輝もすごい。

長いセリフを,1カメだけでずっととり続けている。すごい。

何より,とにかく見てて辛くなる。翌日に残るつらさ。

前編通してモノクロですが,カラーシーンになる場面もあります。
そこはちゃんと理由あり。

良く分からなかったのは,「東日本大震災」を絡めたところ。無理矢理絡めた感じがします。

それでも,お薦めです。

日本の黒い夏 [冤罪]

https://www.youtube.com/watch?v=SuF8U___kKY

上の YouTube 動画は,映画全編ですね。
違法アップロードではなかろうか。大丈夫か。

オウム真理教の松本サリンにて,第一通報者,そして被害者である人が,なぜか真っ先に犯人扱いされてしまい,社会的に抹殺されてしまった,その理由を「実際の高校生が調べ,映像作品を作った」という実話をもとに作られた映画,らしいです。

松本サリンの話が,めちゃくちゃ分かりやすく描かれています。

松本サリンが正しく検証されていれば,地下鉄サリンは防げたのではないか,それは分かりませんが,主人公の高校生らがいう,冤罪を生む理由として,「報道の不適切な世論誘導,警察の不適切な聴取,そして,情報に踊らされた市民が原因」という言葉がとても印象深いです。

報道の役者の中では,中井貴一が良い味だしてます。

事実にどこまで即しているのかは分かりませんが,物語中盤で,被疑者と疑われる男性が,ものすごい勢いでマスコミに追いかけ回されるシーンは,恐ろしいの一言です。マスメディア怖い。

近年,「SNS による誹謗中傷」がよくいわれていますが,SNS なるものがなかった時代(インターネット普及以前)は,誹謗中傷はなかったのかな,などとも思いました(映画内では,めっちゃ,いたずら電話がかかったり,家に石を投げられたりするシーンも描いてますよね)。

昔も今も,こういった野次馬心で,誹謗中傷を「やる人はやる」というのは変わらないのかも。


以上,最近見た映画で,大変興味深かった映画2点を紹介致しました。

メインストリームの映画ではなく,実話を元にしたドキュメンタリー的な映画ばかりみてます。
とくに,博士課程に入って以来はずっとです。

早く,博士論文を書かねば・・・。