[JavaScript]Timer(setInterval) とThis

Timerのおさらい。

下のようなファイルをつくる。

// ループの間隔を 100ms に指定
const Interval = 100;

// イベントの開始
const StartEvent = () => {
  for (let i = 0; i < 10; i++) {
    console.log(i);
    StopEvent(i);
  }
};
// イベントの終了
const StopEvent = i => {
  if (i == 9) {
    console.log("End");
    clearInterval(Timer);
    Timer = null;
  }
};

// タイマー, 宣言した瞬間に開始
const Bang = () => {
  Timer = setInterval(StartEvent, Interval);
};

// タイマー開始
Bang();

これを実行すると次の結果が返る。

% node 220613.js
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
End

タイマー自体は,関数にする必要が無いので注意が必要(Timer変数の部分)。
*上のコードで,タイマー部分(Timer変数)を関数にすると,無限ループが生じる

関数で呼び出す場合は,そのための関数(上のコードだと Bang関数)を用意し,その中で,タイマー変数を指定すれば良い。

===

さて,上のコードでも問題ないのだが,ちらばった変数をまとめておきたい,こともあるかもしれない。

そう思ってまとめたのが,次の例。辞書変数と this を使う。

// 辞書
const Main = {
  //
  // ループの間隔を 100ms に指定
  Interval: 100,
  Timer: null,
  //
  // イベントの開始
  // アロー関数にすると, 実行時に this が undefined になるので注意
  StartEvent() {
    this.Timer = setInterval(_this => {
      for (let i = 0; i < 10; i++) {
        console.log(i);
        _this.StopEvent(i, _this);
      }
    }, this.Interval, this);
  },
  //
  // イベントの終了
  StopEvent(i, _this) {
    if (i == 9) {
      console.log("End");
      clearInterval(this.Timer);
      _this.Timer = null;
    }
  }
};

Main.StartEvent();

実行結果は次の通り。

node 220613.js
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
End

アロー関数にしたときと,そうでないときの違いを,いまいち分かっていない。

そういった,JavaScriptの細かい挙動を理解しておかないと,えらいバグを生み出すのだろう。

大変です。


投稿に関連する記事抜粋

投稿記事のカテゴリやタグと同じ記事をランダム表示します。

 直近の記事一覧

 1011 (24年10月11日)
 診療(10月8日) (24年10月8日)
 発熱(10月7日) (24年10月7日)
 野村祐輔引退。 (24年10月5日)

 カテゴリ一覧

 雑談(179)
アニメ(19)/ゲーム(12)/ドラマ(3)/パソコン(38)/小説(3)/広島東洋カープ(17)/映画(11)/漫画(33)/音楽(62)
 製作記(89)
AI(5)/CakePHP(3)/CentOS(4)/JavaScript(JS)(9)/Nuxt.js(4)/Vue.js(18)/WordPress(23)/料理(10)